コラム「まるごと日誌」

不器用な生き方しかできない人間です。何でも光と影でできていると考えています。その両方をまるごと見て考える必要があると思っています。そんな私が,日常で感じていることを,気楽に書いていきたいと思います。

2度目

 2024年1月1日(月)16:10 能登震災が発生しました。

 私の居住地も揺れました。そして、揺れが収まった直後、職場へ直行しました。

 今の立場によるものです。そして職場が避難所となりました。開設後、被害が激しい地域から1時間かけて避難してきたご家族がいらっしゃいました。それから5時間ほどいらっしゃった後、一時的な安全が確認できたとのことで、地元へ帰って行かれました。そして、1時間ほど避難所開設解除の指示を待ち、だいたい日付が変わったころに帰宅しました。

 対応をしながら、12年前を思い出していました。私は12年前の震災でも被災しました。その時は職場にいました。発生直後に電気が消え、水道が出なくなり、雪も降り始めました。それから2週間は、水道も出ず、電気も戻らない日々を過ごしました。情報は、当時携帯電話にワンセグがあり、そこから映像を見て知り得ていました。その映像で津波の被害を知りました。

 今回の地震では、奇しくも、12年前の経験が活かされました。12年前に寒さを凌いだ時と同じ服装で職場へ向かいました。ライフラインが維持されていること。物資をなんとか確保できたことは、救いになりました。

 自分が味わったことは、2度とも、甚大な被害では無かったとは思います。大きな被害に遭われた方々を思うと、心が深く痛みます。2度の被災について思うとき、とにかく経験を未来に活かす気持ちを持ち続けること。そして、自分にできる貢献をしていくことを胸に刻んでいます。